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イモリを飼育し始めて4年の私ですが、2020年10月頃発売となった《有尾類の教科書》を読みました。
有益な情報がたくさんあったので、勉強になった点をまとめてみました。
参考になれば嬉しいな
全体的な感想
飼育初心者にも分かりやすく記述されており、とても読みやすい印象です。
有尾類は種類も多く、一概に「コレをしておけば大丈夫!」と説明するのは難しいですが、飼育方法について考える基礎知識を学べます。
飼育方法
本書を読めば、飼育初心者も最低限の知識は身につくのではないかと思いました。
ケージ
以下の4パターンに分けて説明されています。
陸棲×簡易またはビバリウム、水棲×簡易又はアクアテラリウムの4パターンに分けて説明されています。
「シンプルな設備で飼育が可能」としつつ、ケースや床材の選択など注意点を交えながら丁寧な説明で分かりやすです。
勉強になったこと
有尾類は温度管理が大切で、特に高温には弱いため夏は対策が必須です。
しかし、飼育に関して有名な方のYouTubeやブログでは、エアコンをフル稼働して一括管理されており、少数飼育する場合の最適な方法が分かりませんでした。
エアコンを付けっぱなしだと電気代が…
本書では、真夏だけでもエアコン管理をしたいとしつつも、様々な温度管理の方法を教えてくれています。
私は、ワインセラー購入して管理しています。
他にも温度管理の方法が紹介されているので、ぜひ読んでみてください。
日常の世話
給餌、メンテナンス及び健康チェックについて説明されています。
- 給餌:陸棲・水棲に分けて、餌の種類や給餌の際に留意しておくこと
- メンテナンス:最低限必要のメンテナンス
- 健康チェック:皮膚の異常など、よくあるイモリの状態異常について
水替えの頻度が足りてませんでした…。
勉強になったこと
クロカタスツエイモリには人工飼料、冷凍赤虫やワラジムシなど家に保管している餌を与えています。
今後、人工飼料がなくなったら冷凍赤虫をメインに飼育しようと思っていましたが、冷凍赤虫やイトミミズばかり与えているとカルシウム不足になると記述があり、栄養バランスが大事なのは人間だけではないと思いました。
アメイロイボイモリも変態したら、冷凍赤虫だけではなくイエコオロギやワラジムシも与えようと思います。
繁殖
多くの飼育者が目指すように、私も飼育するからには繁殖を目指したいと思っています。
本書では、その際の具体的な方法が
- イボイモリ各種及びヨーロピアンニュート編
- ファイアサラマンダー編
に分けて記述されています。
勉強になったこと
とにかく難易度が高いことが分かりました。
冬眠が必要であることや皮膚の変化や行動を観察して水に入るタイミングを見極めるなど、飼育初心者が考えることではないなと感じました。
しっかり飼いこんで、余裕が出てきたときに考えるくらいでちょうどいいのかなと感じました。
有尾類図鑑
- 学名
- 分布
- 全長
- 飼育タイプ(水棲or陸棲)
- 種の説明その他
に分けて解説されています。各種イモリの魅力や入手難易度などの情報があり、見ていると飼育してみたくなるでしょう。
また、これからイモリを飼育する人にも必見です。全長や飼育タイプ(水棲or陸棲)は飼育方法を選ぶ際の判断材料になるし、自分が最も魅力を感じるイモリを探すことができます。
本書でクロカタスツエイモリに魅了されて、お迎えしたよ!
本書の評判
- イモリを飼っていたのに知らなかったことが多い
- 分かりやすい内容で勉強になった
など、好評なようです。
わたしのような有尾類の飼育初心者には必見の内容だったと思います。
また、別の有名ブリーダーの方も有尾類に関する本を出版するという話を聞いていますので、楽しみに待とうと思います。
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