【保存版】イモリの餌と頻度について徹底解説!|家にあるもので代用できる?食べない時は?

イモリの餌(アイキャッチ)

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「イモリを飼育したい!」

そう思った時、最初に考えるのは「餌をどうするか?」ではないでしょうか。

以下のことについて、イモリ飼育歴5年の私が徹底解説してみました!

  • イモリの餌
  • 餌をあげる頻度
  • 餌のあげ方
  • 食べない時は?

ゆっくりしていってね!

目次

イモリの餌

「イモリの餌」と一口に言っても、イモリの成長段階によって異なります。

 「幼生」・「幼体とアダルト」に分けて解説します。

必要なところを読んでね

幼生・幼体・アダルト

イモリは「幼生→幼体→アダルト」と成長します。

写真はアメイロイボイモリですが、アカハライモリなど他の種類のイモリも基本的に同じと思ってOKです。

STEP
幼生

卵から生まれて、上陸するまでの期間は水の中で成長します。

STEP
幼体

エラがなくなり、エラ呼吸から肺呼吸に。

常に水中で生活していたイモリが、陸上でも生活できるようになります。

上陸したての頃は、餌を食べなくなることも。

STEP
アダルト

1年ほど経ち、体が大きくなればアダルトと言っていいと思います。

見た目の変化はサイズのみですが、餌を与える頻度が変わってきます。

幼生のおすすめ餌

幼生
幼生

幼生の頃も「初期」「中期」「後期」で与える餌は異なります。

頭の大きさくらいの量を与えます。

大変だね…

イモリ飼育の面白いところだよ!

初期(孵化〜2週間くらい)

孵化直後は、「ヨークサック」という栄養袋があるため、2日間程は食べないことが多いです。

食べなくても落ち着いて大丈夫。

また、卵から生まれたばかりの頃は口が小さいので食べられる餌が限られます。

この頃のおすすめの餌はブラインシュリンプ

孵卵器(ハッチャー)と乾燥卵を使って、孵化させて与えます。

ブラインシュリンプ:塩水に住むエビやカニの仲間

ブラインシュリンプの孵化には24時間ほどかかるので、幼生が卵から出てきて1日程経過してから作り始めると丁度いいかも。

ブラインシュリンプは25−30℃が適温。※多少前後してもOK
20℃下回ると×
冬に孵化させるときは、爬虫類用のヒーターを孵卵器にくっつけて温めてました。
こんなのです↓

中期(孵化後2週〜6週くらい)

前期〜中期の餌でオススメなのは、グリンダルワーム

季節によっては、ヤフオクで出品されているので確認してみてください。

ただ、上陸直前のイモリにはサイズ的に物足りないかもしれません。

孵化直後のイモリも食べているのを確認しています。

グリンダルワームのメリットとデメリットはこんな感じです。

メリット

  • 自分で増やせる
  • 捕食シーンが面白い

デメリット

  • 匂いがきつい

サイズによっては、後述する冷凍赤虫も食べると思います。

後期(約6週〜上陸まで)

体が大きくなってくると、餌の準備がかなり楽になります。

これまで与えていたグリンダルワームも食べますが、冷凍赤虫なども食べられるサイズになっているはず。

また、個体によっては人工飼料も食べるかもしれません。

幼体とアダルトのおすすめ餌

上陸前後は、食べなくなることが多いです。

私は2週間食べない子を経験しているので、数日程度は慌てる必要はないと思います。

与える量は、頭の大きさ1〜2個分くらいの量です。

活き餌

活き餌には様々ありますが、活きイトメは本当によく食べます。

食べなくて心配だったら、ぜひ試してみてください。

また、体が大きくなるスピードがそのほかの餌と比較して最も早いと感じています。

また、イモリの種によっては、イエコオロギワラジムシも食べます。

活き餌を捕食シーンは、ずっと見ていたくなる楽しい時間。

冷凍赤虫

活きイトメほどではありませんが、冷凍赤虫もよく食べてくれます。

人工飼料

人工飼料に慣れてくれれば、飼い主として最も楽なのは間違いありません。

慣れさせるには、活きイトメや冷凍赤虫を人工飼料上に乗せて与えるのを繰り返すといいです。

また、同じ人工飼料だけだと栄養が偏るので、たまに違う餌を与えるのをオススメします。

必ず、水でふやかして与えてください

幼生(中期)〜アダルトで特におすすめなのは…

これまで説明してきましたが、幼生(中期)〜アダルトにかけて特におすすめの餌は、活きイトメです。

爆食なので、観察していてとても楽しい。

しかし、デメリットもあり…

メリット

  • 爆食
  • 観察が楽しい

デメリット

  • 10℃で保存
  • 毎日水換えが必要
  • 売っている店が少ない
  • 人によっては気持ち悪いと感じる

管理は大変ですが、イモリ飼育の目的はなんでしょうか?

「可愛いイモリを観察したい」だと思います!

個人的には、ぜひ生きているイトメの捕食シーンを楽しんでもらいたいな。

家にあるもので代用できる?

家にあるものだと、「鳥のササミ」「鶏ハツ」「魚肉ソーセージ」「かまぼこ」などを食べるそうです。

私は試したことはありませんが、これだけで育てるのは栄養が偏るのでNGでしょう。

餌をあげる頻度

餌をあげる頻度も、イモリの成長段階によって異なります。

「幼生と幼体」「アダルト」に分けて解説します。

幼生と幼体の頻度

この頃は成長期にあたるので、毎日餌を与えて大丈夫です。

幼体になり体が大きくなってくれば、1日におきに餌を与えるようにします。

難しいね…

お腹の膨らみを見ながら、調節するといいと思います。

アダルト(生後1年くらい)の頻度

体が大きくなると、餌の頻度は落としてOKです。

夏はよく食べ、冬はあまり食べなくなるので具体的には言いづらいのですが3〜7日に1回程度でOKです。

この時期もお腹の膨らみを見ながら調節してあげるといいと思います!

餌のあげ方

幼生

幼生(初期〜中期)は、水中を漂うブラインシュリンプやグリンダルワームを食べます。

飼育者が何かする必要はありません。

動いてるからよく食べる!

中期以降になって、冷凍赤虫を食べるようになると水中に落とすだけでは食べないこともあります。

動きがないからだと思います。

その場合は、ピンセットで摘んで小さく目の前で動かしてあげましょう!

幼体・アダルト

活き餌だと、動くので置くだけで食べてくれます。

しかし、人工飼料は置くだけでは食べてくれません。水でふやかして目の前で小さく動かしてあげましょう。

それでも食べなかったら?

食べなかったら冷凍赤虫をのせます。

慣れてくると、人工飼料単独でも食べるようになることが多いです。

食べないときは?

餌を食べない理由は色々と考えられます。

成長によるもの
・孵化後、栄養袋で生きている(2日程)
・上陸前後(1〜2週間程)

環境によるもの
・水温があっていない
・水質が悪い

個体によるもの
・ストレス
・餌に飽きた
・個性

成長によるもの

これまで解説してきた通りです。

自然なことなので見守りましょう。

環境によるもの

水温が適切ではないと食べなくなります。

種にもよりますが水温が15℃~25℃だと問題ありません。

水温が低いと食欲は落ちますが、水が凍るなど極端に温度が低い場合を除き、自然なことだと思います。

問題なのは水温が高いこと。

30℃を超えると、危険ですので注意してください。

夏の暑さ対策は、別の記事をご覧ください。

また、水質が悪くても食べなくなることがあります。1/3ほど水を交換してください。

このとき、水温が大きく変わらないように注意!!

個体によるもの

ストレス

 お迎え直後飼育環境を変えた後などに起こることがあります。

身を隠せる場所を飼育環境に入れてあげましょう。

餌に飽きた

 同じエサをずっと与えていると、食べなくなることがあります。

 生きイトメなどの餌をあげてみましょう。

個性

どうしようもないですが、これはあります。

孵化したある種のイモリが上陸した後、あらゆる手を尽くしましたが、そのまま食べることなく星になってしまいました。

動物病院も行ったよ

おわりに

今回紹介した餌は、あくまでも一例です。

他の様々な飼育者の情報も集めていただき、みなさんのイモリにとってより良い餌を選定していただけると幸いです。

最後までありがとうございました!

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この記事を書いた人

いもり飼育とAIについて発信しています。

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