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今回は、アメイロイボイモリの幼生について我が家での飼育方法を書いてみます。
幼生の頃は、他の種のイモリにも共通することも多いです。
参考にしてね!
\ こんなブログもやってます /
アメイロイボイモリとは
アメイロイボイモリとは、中国やタイの一部地域に生息するイモリです。
陸棲のイモリで、とても可愛い見た目をしています。
我が家のアメイロイボイモリはまだ孵化後12週間(令和3年3月13日現在)で、サイズは約4cmです。この種はかなり大きく育ってから上陸するようなので、もう少し幼生を飼育することになりそうです。
卵の管理
卵の管理で気を付けることは、
- 急激に水温を変化させないこと
- 高温は避けること
- できるだけ、物理的な刺激を与えないこと
- 卵にカビが生えてしまったら、すぐにその卵を取り出すこと
- カビかどうか判断できなければ、その卵だけ別の容器で管理すること
- 2日に1回程度水換え
これだけは心がけています。
準備
ケース
ダイソーの男性用シューズケースが安くて便利。蓋つきだし、必要十分です。
多くの飼育者が使用しているみたい。爬虫類飼育者も使用していてバカ売れしてるようですね。
水
カルキ抜きしたものを使用しています。24時間ほど汲み置きした水道水でもOKです。
エアレーションは使わない方がいいそう。必要以上に刺激を与えることになります。
エアレーションを使わないと水面に油膜ができるので、そんな時は、ティッシュを水面に被せれば除去できますよ。
水換え
2日に1回程度、半分ほどの量を替えてます。
3日以上開けたら死んでしまう!とかはないと思うので、適度に変えてあげればいいと思っています。
水温
温度管理はとても大切。卵の死に直結します。
夏
地域にもよりますが、冬より夏の方が気を配る必要があると思います。
水温でいうと、25℃以下をキープしたい。そのためには、
- 冷房を付けっぱなし
- ワインセラーで管理
- アクア用の冷却ファンを使用
などの方法があると思います。
アクア用のファンは私自身試したことがないので、どれくらい温度が下がるのか。つけっぱなしでどれくらい揮発するのか。卵に対する刺激(水流)などが分かりません・・・。
最も良いのは、冷房の付けっぱなしですね。
私は、ワインセラーで管理しています。
\ 夏の暑さ対策に /
冬
冬は暖房がついていない部屋でも問題なさそうでした(九州です)。
水温でいうと5℃~10℃くらい。
ただ、水が凍るような地域では、対策が必要になるかもしれません。
幼生の飼育~餌の選択~
孵化して上陸するまでの間を幼生といい、上陸すると幼体と呼ばれます。
餌は、成長段階に応じて使い分けをしています。
えさの種類 | 与える時期 | メリット | デメリット |
ブラインシュリンプ | 孵化後すぐ~ | 常に幼生の口元に餌がある | 準備が少し面倒 上陸前には与えない |
グリンダルワーム | 孵化後2週間~ | 爆食・爆殖! サイズが小さく👌 | 管理が少し難しい においが気になる |
冷凍赤虫 | 孵化後1か月~ | 保管が簡単(冷凍庫) | 活き餌と比較して食いが悪い 冷凍庫保管なので家族の了解が必要 |
活きイトメ | 孵化後1ヶ月~ | 食いがいい サイズ大き目で 👌 | 冷蔵庫で管理する必要がある 大きさにばらつきがある |
人工飼料 | 2㎝超えたころ~様子を見ながら | 栄養バランスに優れる | 活き餌と比較して食いが悪い 栄養バランスに優れる |
餌については、こちらの記事で徹底解説!↓
孵化後すぐ~
孵化後の2日間ほどは、ヨークサックという栄養を蓄えた袋で栄養を補っています。
そのため、その期間は給餌が不要です。
私は怖いので、すぐに給餌しています
幼生に最初に与えている餌は、ブラインシュリンプです。最初は、動く餌じゃないと食べないんですよね・・・。
ブラインシュリンプは少し面倒ですが、卵を買ってきて孵化させてあげる必要があります。
これがブラインシュリンプ👇
これが孵化機です👇
これとは別にエアポンプ(俗に言う「ぶくぶく」)を用意する必要があります。
付属のエアストーンは使い物にならなかったので、別途購入した方がいいかも・・・
2週間くらい後~
少し大きくなってきたら、活きイトメ、冷凍赤虫やグリンダルワームを与えています。
グリンダルワームは、ヤフオクで出品されている「自家繁殖できる小型の白いミミズ的なヤツ」です。
私はいつもヤフオクで購入しています。
アクアショップで扱っているイメージないかも
真冬や夏は死着のリスクがあるため、出品されていませんので、冷凍赤虫か活きイトメを与えています。
活きイトメは大きさにバラツキがありますが、最も爆食で、幼生が大きくなるスピードも早いような。
その分、管理が大変。そして最近は、感染症の影響で流通量が減ってます。ヤフオクで買ったらクール便なので+1,500円とかかかったりしますよ。
3ヶ月くらい後~
様子を見て食べそうであれば、人工飼料にチャレンジしています。
人工飼料は、カーニバルとかレプトミンなど。
個人的には、カーニバルの方が崩れにくくて与えやすいかな?と思っています。
「栄養バランスに優れるので、人工飼料のほうがいい」説もあれば、どっちでもいい説もある。
個人の考え方次第ですが、それぞれのメリットとデメリットを挙げるとすればこんな感じ👇
活きイトメ
- 爆食で大きくなるのが早い
- ばら撒きでOK
- 管理に手間がかかる
- 方法によっては管理や購入に金がかかる
- 家族の理解が得られにくい
人工飼料
- 餌の管理が楽
- 安くて経済的
- 餌付くのに時間がかかることも
使いきれないくらい入ってるので、小さいサイズで十分。
十分にふやかして個体の大きさに応じて小さくして与えています。
餌の管理
グリンダルワームは、寒さにはそれほど強くないので、真冬は防寒対策していなければ死んでしまいます。
そこでおすすめなのが爬虫類用のパネルヒーターです。ヒーターのサイズにもよりますが、私が使用しているレプタイルヒートMは一日当たり10円強で使用することができます。
はじめはエアコンを20℃に設定して管理していましたが、月の電気代が1万円以上も跳ね上がることに・・・。急いで何かできないか考えた結果、パネルヒーターにたどり着きました。電気代、本当に助かってます。
水換え
水換えは毎日、えさを与えた後に半分程度交換しています。水替えにはJEXの「おそうじラクラク クリーナースポイト」を使用しています。
なんでもいいと思いますが、この商品には満足しています。
水温
水温は、調べたところによると凍るような寒さでなければ、特に対策は必要ないようです。
真冬はかなり寒くなりますが、餌食いが若干悪くなる程度で特に問題はありませんでした。
問題は、卵でも述べたように夏だと思います。
個人で少数飼育する程度であれば、ワインセラーがおすすめです。
上陸前の準備
上陸前の準備として後悔していることがあるので、ぜひ参考されてください。
死なせてしまった経験
別の種のイモリ幼生を飼育していたことがあったのですが、外鰓(がいさい)がまだまだ残っているからといって蓋を閉めずに飼育していたら、朝いなくなっていたことがあります。
いなくなる日の夜は、容器に上陸しやすいような石を配置しました。
それが刺激になったのか、3匹中2匹が朝にはいなくなっていたのです。家中探し回ったのですが見つからず後日死んでしまった状態で見つかりました。
発見した場所は2匹とも同じ場所で、外へ続くサッシの桟でした。
経験から学んだこと
このことを猛省し、次のことを学べました
- 外鰓が大きいからといって油断せず、蓋をする
- 外鰓は、結構残っているときに上陸し、その後完全になくなる
- 脱走したイモリは、部屋の四隅又は外に向かうのかもしれない
この経験を生かして、アメイロイボイモリは全員が無事変態できるように、よく観察していきます。
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